見た目は地味でも骨董品のような風格を備えた器作りを目指しています。

織部菊文茶碗 手習写し No.01

織部菊文茶碗 手習写し No.01
桃山陶の写しを手掛けた初作品。
まずは形重視でと初めて手掛けたので実物と比べるとかなり大振りになってしまいました。
厚みがあり重量感がありますが両手に包まれてるこの茶碗を眺めてると可愛くできたかなと。
本来は釉薬で黒くするのですが今回は黒化粧土を使用。絵付け部分も黒化粧土。土は益子の土。
釉薬は隠居窯の透明釉ですが釉薬ムラによる濃淡がまたいい感じになりました。
織部菊文茶碗 手習写し No.01
裏側にある模様も同じように試みました。
長年コツコツ集めてきた資料にも大きな写真が見つからず小さい写真で作業を進めてましたが、普段はあまり開いたことがない大型美術本に申し分ない写真が…。
400年前の風合いは出ないのは仕方ないもののかなり近づけたかなと。
今はまだ新しいですがこれから使い込んでいきたいですね。